.
  [HOME/Eng]   

レセプションホール

=- Reception Hall-=



 飛鳥のエントランスはメインデッキにあります。
入ったところが「レセプションホール」です。
ここで待ち受けていたカメラパーソンにスナップ写真を撮られ、あたりを見渡すと制服のスタッフがにこやかに整列しています。ここで乗船客は最初の歓迎のご挨拶を受けるのです。
乗船券を見てルームスチュワデスがキャビンに案内してくれます。

レセプションカウンタ  レセプションホールの船首側にはレセプションカウンタがあり、船尾側には乗船客を各デッキに導くリフトが四基並んでいます。

 レセプションホールの両舷、エントランスの船尾寄りの窓際はソファとテレビ受像器をおいたロビーとなっています。

 このロビーの船尾側がメインダイニング「フォーシーズン」への通路となります。
入り口は左舷側で、ここにメニュースタンドがあります。ダイニングの時間になれば飛鳥専属の「ヒミグトリオ」がこの前で演奏しているので記念写真を撮る人も居ます。

 レセプションカウンタにはパーサーが待機しており、カウンタ上には記念スタンプとスタンプ台が用意されています。
クレジットカードの登録など事務的なことはここに来ると済ませることが出来ます。

カウンタ  以前は、このカウンタにキャプテンのサインの入ったヌーンレポートと内地からファックスで電送されてきた新聞が用意されていました。
これらは「船旅をしている」と実感できる小道具で、とても良い記念になるので楽しみに貰っていました。
いまは欲しがる人もあまりないのか用意されていません。
個人的には復活して欲しいサービスのひとつです。

 外洋に出て天気予報で低気圧が近いときなど、稀に乗り物酔い用の錠剤がカウンタに出ていることもあります。

 レセプションカウンタの両側は船首部の階段やリフトに通じる通路になっています。
通路の外側はキャビン(Fステートルーム)で、内側にはパーサーズオフィス、オーガナイザズオフィス、ホテルオフィス、会議室等が並んでいます。
その前は乗組員のキャビン、文房具庫、空調室などがあります。

 キャビンは船首側から順に室番号がついていますが、船舶では慣習上右舷側に奇数を符番します。
客室は左右両舷に21室づつ、計42室ありますが、途中欠番があるので室番号は501号室から550号室となっています。

階段下の生け花  レセプションホールの中央ややリフト寄りの左右に、緩やかに湾曲した階段があります。
右舷側はセンターラインから外側に向けてプラザデッキに上り、その下がテンダーデッキに降りる階段となります。
左舷側は上りは右舷側と同様ですが、下りの階段はなく、いつもここには華やかに生花が生けてあります。
年末が近づくとこの側にクリスマスツリーが飾られます。

 レセプションカウンタの背後はプラザデッキからアスカデッキに掛けて4層吹き抜けの壁画が描かれています。
田村能里子女史の「季の奏」です。暖色による素晴らしい作品だと思います。
女史は西安にある唐華賓館のメインロビーを飾る「二都花宴図」で有名な女流画家です。

鏡天井  レセプションホールは吹き抜けとなっている階段の前の部分を除いてほぼ他のデッキと同様のデッキ高さ(2.85m) となっているため天井は鏡張りにしてあります。

この写真(メインレストラン「フォーシーズン」の前)で鏡天井のためにゆったりとした雰囲気が感じ取って貰えれば幸いです。


FORE UP
PORT INSIDE STBD
AFT DOWN