飛鳥のエントランスはメインデッキにあります。 入ったところが「レセプションホール」です。 ここで待ち受けていたカメラパーソンにスナップ写真を撮られ、あたりを見渡すと制服のスタッフがにこやかに整列しています。ここで乗船客は最初の歓迎のご挨拶を受けるのです。 乗船券を見てルームスチュワデスがキャビンに案内してくれます。 レセプションホールの船首側にはレセプションカウンタがあり、船尾側には乗船客を各デッキに導くリフトが四基並んでいます。 レセプションホールの両舷、エントランスの船尾寄りの窓際はソファとテレビ受像器をおいたロビーとなっています。
このロビーの船尾側がメインダイニング「フォーシーズン」への通路となります。
レセプションカウンタにはパーサーが待機しており、カウンタ上には記念スタンプとスタンプ台が用意されています。
以前は、このカウンタにキャプテンのサインの入ったヌーンレポートと内地からファックスで電送されてきた新聞が用意されていました。 外洋に出て天気予報で低気圧が近いときなど、稀に乗り物酔い用の錠剤がカウンタに出ていることもあります。
レセプションカウンタの両側は船首部の階段やリフトに通じる通路になっています。
キャビンは船首側から順に室番号がついていますが、船舶では慣習上右舷側に奇数を符番します。
レセプションホールの中央ややリフト寄りの左右に、緩やかに湾曲した階段があります。
レセプションカウンタの背後はプラザデッキからアスカデッキに掛けて4層吹き抜けの壁画が描かれています。 レセプションホールは吹き抜けとなっている階段の前の部分を除いてほぼ他のデッキと同様のデッキ高さ(2.85m) となっているため天井は鏡張りにしてあります。
この写真(メインレストラン「フォーシーズン」の前)で鏡天井のためにゆったりとした雰囲気が感じ取って貰えれば幸いです。 |