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癸巳淡水紀行(9)

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16日は台北の神旺大飯店のロビーに18時半に来るように言われていた。

MRT板南線の忠孝敦化駅を昇ったところである。

ロビーで待っていると呉さんが来た。
間もなく鄭先生が来た。

別動の稲垣さんファミリーの一人の到着が遅れるらしい。

ホテルを出て、別のビルに入る。
入った途端、2階へ上る階段に夥しい人の列が続いている。

その間をすり抜けながら2階に上がる。そこにはデパートの食堂のように満席のテーブルが並び、その間を料理を持ったウィエイターが行き来している。

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その通路を直進して左折し、その突き当たりのドアを開けてさらに進むと右手に丸テーブルが2つある部屋があった。

そこには鄭先生の叔父さん夫婦など何人かが待っていてくれた。

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お茶を入れて貰いながら、予め卓上に出ていた飲茶を突きながらしばらく待った。

ここは24時間営業で有名な京星港式飲茶(Citystar Banquet Hall)であると教えて貰った。
京星港式飲茶(CITYSTAR 24HR HK STYLE RESTAURANT)と言うのは香港式飲茶のことらしい。

やがて稲垣さんご一家が到着し、会食が始まった。

やや遅れて華子さんのご主人が見えたのでご挨拶した。

右隣に着席した鄭博士に、昼になぜ来なかったと質問された。
この席の前に、龍目井に住んでいた頃、赤ん坊であった私を抱いてくれたこともあるという博士の従姉妹の美華さん達と一緒に昼食をしようと待っていてくれたのだという。

博士は電子メールで連絡してくれたのだが、私は何も受信出来る端末を持たずに訪台したため連絡が取れなかったのである。

博士の携帯電話を借用してちょっとお話しさせて貰った。

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福田マキ子さんに届けてとお土産も預かってきた。

前回訪台したときに車で一日案内してもらった上に、動画を編集してyoutubeに上げてくれた博士の叔父さんの席は我々の左であった。

叔父さんは航海計器や無線機器の営業をしていたとかで英語が堪能である。

写真を趣味にしていることはウェブで知っていたが、アマチュア無線交信のほか飛行機やヘリコプタの模型を無線操縦しているという。
珍しい鳥の写真などの撮影のほかに趣味の広いことに驚いた。

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デザートの西瓜の切り方が見事だった。こんな切り方を見たのは初めてである。

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我々は明日帰国するので、皆さんにご挨拶して先にMRTで淡水のホテルに戻った。


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2013年12月07日 12:16に投稿されたエントリーのページです。

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