三協成ではその菓子屋を紹介する資料に、幾つかの淡水の古蹟についての記事が載っている。
そのなかに旧清朝の税関総税務司官邸であった小白宮の解説もある。
上の古い写真には、塀の手前にブルドーザーのような土木機械とオートバイが写っている。
この施設は台湾全体の関税業務を仕切っていたが、外航貿易の大部分が基隆に移り、淡水税関は基隆税関の支所となり、この建物は迎賓館のようになっていた。
戦後は淡江中學の学生寮などにも使われていたが、間もなく放置され荒れ果てていたという。
この石柱には「総税務司公署界石」という文字が見える。