台湾大学歴史学部の呉密察教授の監修になる「台湾小事典」を見ていた。
「監修者の言葉」には
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『台湾史小事典』は社会の、とりわけ教育現場の求めに応えるために計画し作られた「台湾史」の一つの土台である。(中略)年表と事項は、すべて台湾の歴史を全面的に考慮した後選んだもので、千数百年の台湾史の重要な内容を含んでいる(中略)事項の内容は出来る限り先入観を排除し、近年の研究成果を充分に吸収した。
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とある。
863項目にわたる「台湾史年表」と、610事項の[台湾史辞典」が挙げられている。
熊本学園大学外国語学部アジア学科の横澤泰夫教授の編訳による2007年初版、2010年9月増補改訂版である。
1995年以降の記述は原著にはなく訳者が加筆、補充したものであると註記されている。