昨日、是誠陶笛を調べていると水牛型陶笛の箱に紙片がはいっているのを見つけた。
孔を押さえる指法の説明らしい。
拡大してみるとドレミファソラの読みと数字譜の対応らしい。
それにしても、中央にある記号は何だ?
見たこともなかった。
調べて見ると中国語の発音を記述するための注音符号であることが判った。
最初からbpmfdtnlである。
これで、あることに気がついた。
喜早天海著「見た!聞いた!知った!台湾見聞録」にある台中音頭の歌詞である。
一番の歌詞は
「東シナ海 飛び越えて やってきました 亜熱帯
椰子の木揺れる 台湾で 作る思い出 宝物
林さんバスで 朝が来て 交通地獄も 没関係
ボポモフォ ダタナラ 何のその 僕らは 小さな地球人
ニイハオ 再見 明天見
台中音頭でヨヨイのよい」
二番は
「グリーンスネーク ニシキヘビ 木登りトカゲもこんにちは
シャンチャオ 揺れる 丘の上 上がる喚声 水しぶき
焼けつく鉄棒 にぎりしめ 地球ぐるっと さかあがり
雪の降らない台中に 熱い僕らの 汗が降る
ニイハオ 再見 明天見
台中音頭でヨヨイのよい」
(三番は省略)
この一番のボポモフォ ダタナラが判らなかった。
子音と母音が別表になっているので子音群の始めらしい。
淡水國小学校新聞の、林元紅校長の挨拶にもこの符号が振ってあった。
子供は、こうして台湾語(南語)の発音を憶えるのであろう。
私も憶えて読めるようになりたいが、ちょっと識るのが遅かったかも知れない。