戦前の淡水には、現在MRT車站のあたりに淡水線の停車場があった。
その傍には老義発、施合発という材木を輸出入する大きな企業があり、木材を輸送するための引き込み線があった。
そこから街と反対側のマングローブよりに水上飛行機の基地があった。
この辺りには豪商が大邸宅を構えていたらしいが、買い上げて水上飛行場や英国貿易商の煉瓦建ての倉庫が建っていた。
この倉庫や引き込み線はいまでも当時の様子が判るように保存されている。
そして水際には漁民が水上家屋に住んでいたが、MRT淡水車站に隣接する広い河岸公園から見ることが出来る。
古き良き淡水の面影を偲ぶことのできるこの辺り一帯も再開発の対象になっていると聞く。