« 2012年04月 | メイン | 2012年06月 »

2012年05月 アーカイブ

2012年05月03日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「淡水」ブログはこちらです ***

写真を貰った

Hahako_1.jpg

昨日、下松のマキ子さんのところへお邪魔した。

新幹線の駅まで迎えて貰ってから帰途、皆で改札口まで見送って呉れるまで歓待され至福の時を過ごした。

帰り際に手札サイズの古い写真を貰った。
一枚は台湾神社で挙式したときの両親の結婚記念写真であり、もう一枚が上掲の祖母と母の写真である。

祖母が淡水街の嘱託として公会堂の管理人をしていた当時の写真で、洋館の側面で撮ったものである。

本館の1階は鉄骨あるいはコンクリート製で、ロビーやビリヤード卓のあるラウンジなどがあり、奥は厨房で脇に和室が2室くらいあった。
2階は和室の宴会場があり、正面は見晴らしの良い広縁側になっていた。

祖母は宴会料理や仕出しもやっていたが、日本人の宴会は本館2階の広間で、中華料理の宴会は板張りの洋館で行われていた。

ところで、この写真は初めて見るものであったが、母の着ている着物は見覚えがあった。
1939(昭和14)年の淡水神社鎮座式のときの祭礼で、祖母がこの着物を着て参加していた。

この着物は引き揚げの際、持ち帰られて結局は布団に用いられたそうである。


2012年05月05日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「淡水」ブログはこちらです ***

台北新公園

TaihokuNewpark_1.jpg

1915(大正4)年に臺北の中心部、駅前の大通り正面に博物館が落成した。

その南には広い公園が造られていた。総督府正面の通りまで広がる大きな公園であった。台北公園であるが、当時すでに圓山公園があったので一般に新公園と呼ばれていた。

圓山公園は1896(明治29)年に建設が始まったと言われているが、台湾神社はその前に着工されており、1901(明治34)年の竣工である。

台北公園が出来て、圓山公園、龍山寺公園とあわせて公園が3つになった。

挿絵は、先に紹介した加藤壽子さんの「旧台北イラストマップ:古老的台北地圖」の中央部を切り取ったものであるが、新公園のほか台北駅、総督府、博物館、公会堂、第一高女、第二高女、鉄道ホテル、菊元百貨店なども見える。

私は母が台北医院に行ったときに連れて行かれて、新公園を歩いたことを憶えている。

同公園は現在、2・28公園と呼ばれている。


2012年05月10日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「淡水」ブログはこちらです ***

三協成製菓店のパンフレット

Sankyosei_1.jpg

製菓老舗の三協成には滬尾偕医館や小白宮淡水礼拝堂など淡水の古蹟も併せ紹介したカラー印刷のパンフレットがある。

それだけなら驚くことはないが中文のほか、私が知っているだけで日文、英文、独文などに翻訳されている。

そしてその末尾には淡水河辺に配置されている彫刻も掲載されている。
それぞれの彫刻の写真には中文、日文、英文、仏文(法文)、独文で解説文が併記されている。

Sankyosei_2.jpg

これほど国際的な製菓店のパンフレットは珍しいと思う。


2012年05月14日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「淡水」ブログはこちらです ***

有朋自遠方來不亦樂乎(その3:植松材木店関連)

SLtansui_1.jpg

昨年7月11日に掲載した『施合發専用木材運搬船「大観丸」』にHさんからコメントを貰った。

周明徳氏の私家本「続・夕日無限好」によれば植松木材店が淡水の木材工場を施1910年代に施坤山に譲渡したとある。
おそらく淡水河の水深が浅く、堆積砂で大きな中洲も出来ており、事業の展開が見込めなかったからではないだろうか?

Hさんは、その植松木材店経営者のお孫さんという。

一昨年、別のブログ「紺碧の海」(https://www.shipboard.info/blog/)でKさんと知り合い、昨年11月には「淡水」ブログでYさんから連絡を貰った。
そして、昨年の淡水会の少し前にIさんからメールを貰い、Kさん共々明石で逢うことが出来た。

そのKさんもIさんも淡水の木材工場に縁のある方なので、これも何かのご縁と喜んでいる。

見出しの写真は当時の淡水駅で、背景に木材工場への引き込み線が見え、その向こうは木材置き場と製材工場である。

2012年05月16日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「淡水」ブログはこちらです ***

二胡の練習曲

Fishing_1.jpg

昨年暮れから二胡のレッスンを再開したが、まだまだ初級の基礎である。

殆どは運指のための練習曲であるが、ときどき民謡など簡単な楽曲が入っている。
その中には台湾の布農族民謡「穿胸當」、台湾民謡「豆花車倒擔」「売湯圓」、阿美族民謡「捕魚歌」などがある。

二胡は2弦の擦弦楽器であり、初心者でもとりあえず音は出るものの「殺猪(ブタ殺し)」と呼ばれるひどい音がする。
だが、名演奏家の手に掛かると心を震わせるいい音になる。

いつ頃、人前で弾けるようになるのだろう。


About 2012年05月

2012年05月にブログ「淡水」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2012年04月です。

次のアーカイブは2012年06月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。