昨日、一昨日、それに先月20日に本欄に掲載した臺北鳥瞰図は、1993(平成5)年に加藤壽子さんの描いたものを東京の(株)グラフィックアーツが発行したものである。
加藤壽子さんは1929年に台南に台湾銀行員の子として生を受け、1935年から1946年まで台北に住んでいた女流画家である。
臺北師範学校の附属小学校、臺北第一高等女学校を卒業し、千葉市稲毛区に住む日本美術家連盟の会員である。
1935(昭和10)年の臺北博覧会のガイドマップを参照して描いたものである(下図参照)。
臺北駅から新公園に向かう榮町通りの商店街図も彼女が描き、初版発行後に一部改訂されている。
このイラストマップは2004年8月に一緒に淡水帰ったときに福田マキ子さんから貰ったものである。