この写真は1985年頃、戦後初めて淡水に戻った父がポラロイドカメラで撮った公会堂跡(現、淡水文化センター)である。
淡水公会堂は戦後、細かく仕切られて空軍の気象観測班などが住んでいたが、漏電のため出火し炎上してしまった。
その跡地はしばらく、幽霊屋敷の様な状態で放置され、子供の遊び場になっていたという。
この写真は文化センターの建物が建っているが、石垣などは雑草が伸び放題である。
こちらは私が2009年に撮影したもので、石垣の上の障壁はコンクリート製になり安全のために白く塗られており、石垣には児童の描いた絵が描画されている。
この石垣と、それに沿った坂道は長老派のキリスト教会とともに昔のままである。