私の故郷は淡水である。
つくづく、そう思った。
本籍地でもあり、小学校に入学したときに居た唐津市の浜崎も故郷と思ったこともある。しかし、そこは父にとっては故郷に違いないが、私にとっての故郷は淡水である。
小学校の低学年から住み続けている広島も故郷と言えなくもないが、やはり広島は現住所という位置づけである。
結局、この歳まで広島弁は身についていない。
淡水に居たのは6歳までであり、当時の記憶もさだかではないがやはり故郷は淡水である。
街並みも整備され、当時ランドマークであった建物の多くは解体され、道路も拡幅されたが、ちょっと路地に入ると当時の街路がそのまま残っている。
それに、当時の淡水街は新北市淡水区になったが古蹟の保存や整備が整備保存されている。
最近、当時の写真に出会った。
初めて見るのに懐かしく、提供元にお礼のメールをすると、淡水に来るのは何時かと返事を貰った。
下松のMさんに早速電話した。
彼女も淡水を故郷と思っていると確信した。