海岸沿いの並木道から2〜3百メートルほど砂漠に入ったところにも原住民の集落があった。
鉱石圧計測の準備も済ませたので歩いて行って見ることにした。
近づくと小屋の間に人影が見えた。
何をして生活の糧にしているのであろうか?
子供達が出てきた。
写真を撮ろうとカメラを構えて子供達の方へ歩み寄った。
その時、母親らしい婦人が血相を変えて走ってきた。
ここの人たちに追いかけられて逃げきれるものではない。
カメラを抱えて海岸道路の方へ走って逃げた。
船上から眺めても走る車など居なかったのに、運良くフィアットが通りかかった。
子供を4人も乗せたポルトガル人の若夫婦であった。
モサメデスの街まで乗せて貰った。