« 新公園(228公園)に保存されている臺鐵の機関車 | メイン | 淡水郵便局 »

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「淡水」ブログはこちらです ***

臺鐵淡水線の時刻表

tansuisen_1.jpg

1929(昭和4)年7月10日に改正された、臺湾総督府交通局鉄道部発行の時刻表によると、臺北發淡水線の列車(二・三等)は5本(午前7時35分發:191号列車、午前11時30分發:193号列車、午後2時50分發:195号列車、午後7時發:197号列車、午後10時25分發:199号列車)あった。
所要時間は50分から60分程度であった。

これらの列車は大正街と宮ノ下は通過していた。
おそらく、4輌編成の列車に乗降出来る長いプラットホームが設けられて居なかったのであろう。
このほかに、当時自動客車と呼ばれていたガソリンカーが運行されていた。
ガソリンカーは、淡水行きが5本(午前5時30分發:201号、午前9時20分發:203号、午後0時45分發:205号、午後4時50分發:207号、午後8時55分發:209号)あったが、宮ノ下に停車するのは201号だけで、あとは通過していた。

北投から分岐した盲腸線で新北投まで行くものが17本(午前5時58分發:231号、午前6時40分發:233号、午前7時16分發:235号、午前8時10分發:237号、午前8時40分發:239号、午前9時50分發:241号、午前10時30分發:243号、午前11時50分發:245号、午後1時10分發:247号、午後2時10分發:251号、午後3時20分發:253号、午後4時發:255号、午後5時30分發:257号、午後6時10分發:259号、午後7時50分發:261号、午後9時35分發:263号)あった。
新北投に行くガソリンカー(時刻表には「汽」と略記されていた)は全て大正街にも宮ノ下にも停車していた。

片倉佳史氏著「台湾鉄道と日本人」によれば、1937(昭和12)年の時刻表では半数が淡水行き、半数が新北投行きで、30分ヘッドのパターンダイヤで、この時代に待たずに乗れるサービスを実施していたのは、台湾ではここだけであったという。

About

2011年12月07日 11:47に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「新公園(228公園)に保存されている臺鐵の機関車」です。

次の投稿は「淡水郵便局」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。