台湾には沢山の古蹟が指定されており、一級古蹟(24)とこれに準じる国定古蹟(16)が合わせて40件ある。
二級古蹟(50)とこれに準じる直轄市定古蹟(59)が合計109件、三級古蹟(223)と縣市定古蹟(184)が合計407件、総計で556件もの古蹟が保護法により定められている。
このうち、淡水には赤楼級の一級古蹟として淡水紅毛城が指定されており、龍山寺級の二級古蹟には、滬尾砲台、山寺、理学堂大書院の3件が指定されている。
また三級古蹟には淡水龍山寺、淡水福佑宮、馬偕墓、旧清淡水総税務司官邸の4件が指定され、縣市定古蹟には淡水外僑墓園、淡水禮拜堂、滬尾偕醫館、滬尾湖南勇古墓、原英商嘉士洋行倉庫、淡水海關碼頭、淡水氣候觀測所、淡水水上機場の8件が指定されている。
台北と台南は別格としても淡水の古蹟は多い。
直轄市である新北市淡水区となったが清時代から賑わっていた街であったのであろう。
もし淡水公會堂が焼失しなかったら、旧街長官舎とともに縣市定古蹟に指定されていたのではないかと考えたりするのである。