淡水郊外を走るバスである。
しかし、これは当時の写真ではない。
アマチュアカメラマンの蔡坤煌醫師が1970年に撮影したものである。
戦前のバスは当然ボンネットバスで、勿論停留所はあったが停留所でなくても手を挙げれば乗せてくれ、降りるときも「ここで降ります」と言えば路側に寄せて停めてくれた。
左側交通であったのであろうか?
おそらく興化店や沙崙、小基隆などに行くにはバスに乗っていたのであろう。
街中は人力車があり、道路の整備されていなかった頃はレールの上に人の押す台車があったらしい。私はその頃のことを知らない。