国立台湾博物館は新公園(現:二二八和平公園)にある。
新公園に隣接していた大学病院に通院していた母に連れて行って貰ったことがある。
1908年に総督府が建てた博物館で、正面の道は台北駅正面の駅前大通で、表町と呼ばれた駅前大通であったという。
駅前には台湾で最も高級な鉄道ホテルがあった。
母は臺北一高女のときに、このホテルでテーブルマナーとして洋食のフルコースを経験したと言っていた。
その後台北駅は東に隣接する操車場の跡に移設されたのでこの正面の道路は現在、重慶南路と中山南路の間で、MRTの走る公園路の少し西にあたる。
1915年に完成したときは児玉総督後藤民政長官記念館と命名されたという。
戦後、台湾省立博物館に、1999年に現在の名称になった。
常設展示は台湾の歴史と自然を主体にして台湾の諸民族、地質や鉱物、多様な生物、先住民などである。
ここを訪れると時の経つのを忘れる。