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淡水社付属淡水稲荷社

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現在、図書館のある文化センターの建っているところに淡水公会堂が建っていた。

公会堂の本館は1階部分が煉瓦建てで、2階には広く見晴らしの良い廊下があった。

本館の右隣には洋館が建っており、その右奥に淡水稲荷社があった。

洋館の傍を行くと10段程度の石段があり、その上に建っていた。
ほかの稲荷神社と同様に、お参りした人が寄進した朱塗りの鳥居が幾つか奉納されていた。

見出しの配置図はボストンの博士が送ってくれたものである。

神社の地塊は淡水郡淡水街淡水字砲台埔二八ノ一・丙となっており、隣は公會堂地塊となっているので未だ建設される前の更地であったのであろう。

この配置図の凡例には淡水社と付属稲荷社となっているが、付属の割に稲荷社は立派である。
社屋は間口2間・奥行き三間と、淡水社の横六尺・縦六尺五寸と較べると格段の大きさである。

何れにも社屋のほか、鳥居、水屋(手洗場)が設置され、淡水社には一対の灯籠もある。
付属の稲荷社の方が立派なのは、淡水神社は油車口に建設されることが決まっており、それまでの仮社屋であるのに対し、稲荷社の方はその後も恒久的に置くことを予定していたからであろう。

2月1日の本欄に稲荷社の写っている写真を載せたら台湾に渡った神社を調べている人がそれを見て「感激した」とコメントをくれた。


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2011年08月09日 13:45に投稿されたエントリーのページです。

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