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淡水海事博物館−続報−

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すこし前に本欄で淡江大學の淡水海事博物館を紹介したが、その続報である。

本学は1950年に淡江英語専門学校として設立され、1958年に淡江文理学院となり、1980年に大学に昇格し淡江大学となった。

淡江大学では文理学院時代から海事教育に着目し航海学科と舶用機関学科を創設したが、そのとき世界的海運会社である長栄海運(略称:エバーグリーン)から商船学館が寄贈された。
5階建ての商船学館には実験設備、図書、教育用機器も寄贈されている。
しかしながら残念なことに両学科は1986年に閉鎖されてしまった。

そして商船学館は1990年に台湾で初めての海事博物館として発足した。
大学創設者が永年にわたって蒐集した数十隻の船舶模型が展示されていると言うが、それらがすべて同一スケールで作られているからそれだけでも凄い。

2階には鄭成功の軍船からコロンブスの乗船サンタマリア、米戦艦ミズーリ、原子力空母ニミッツ、独戦艦ビスマルク、商船ではクィーン・メリー、ブリタニック、タイタニックなどが展示され、3階は図書室その他、4階には操舵室があり、船舶の運航に不可欠な羅針盤レーダーや航海システムなどの設備もあるという。

地下室には実際に作動させることの出来るディーゼルエンジンも設置されているという。

ちなみに、台湾の高雄港は世界最大のスクラップヤードであったことがあり、かつての名船が曳航され解体されていたため、その装備品を目当てに世界中から業社が参集していたことがあった。

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2011年07月28日 15:45に投稿されたエントリーのページです。

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