前にも書いたが、淡水の漁船は船体を鮮やかなブルーで塗り、船首両舷には必ず眼が描かれている。
これは沖に出て潮に流されたりして船位が判らなくなっても、必ず母港に戻って来られるようにと願う信仰によるものらしい。
これを確認しようとウェブを捜したが見つからなかった。
迷信と笑う人も居ようが、私はこの素朴な信仰が台湾の心の優しさであると思っている。
媽祖様など、廟や寺堂に真剣にお参りする人をよく見かける。
淡水にも福佑宮、龍山寺、蘇府王爺廟などがあるが、実は私には廟、堂、院、宮などの違いがよく判らないのである。
日本人も訪れた地で神社や寺院にお参りするが、台湾の人達ほど真剣にお参りするのではなく、訪れたご挨拶のような参拝をする人が多いと思う。