淡水幼稚園は小公園から緩やかな坂道を上ったところにあり、そこから長老派のキリスト教会と淡水河対岸の観音山の眺めは素晴らしい。
LCさんが送ってくれた絵は李永沱氏の作品だそうである。
このとき一緒に送って貰った、この写真は同じポイントから撮ったものであるが牛車が時代を感じさせる。
木下源重郎(静涯)画伯もインド旅行の途中、病気になった友人に付き添って台湾で下船してこの地が気に入って居を構え家族を呼び寄せたという。
木下画伯の家は左上の丘にあり素晴らしい眺望だったと思われる。
画伯は我々家族と同じ時期(19446年3月)に九州に引き揚げている。
この写真で右の石垣の上に幼稚園があり、絵描きさんは左の木陰で写生していたという。