淡水郊外のかつて淡水神社が鎮座していた油車口に淡水和平公園が整備され、移築された「一滴水記念館」のそばに記念碑の建造も計画されている。
このほど、その和平公園の背景となる淡水の歴史を綴った冊子の原稿を見せて貰うことが出来た。
第一部:戦時下の淡水(5章)
第二部:淡水の生活(8章)
それに5編の付録などからなるA4、174ページの大作である。
第一部ではスペイン時代、オランダ時代、清仏(法)戰争、日清戦争、大東亜戦争などの戦況やその終焉のほか戰争の犠牲となった民間人、戦時中の淡水人の味わった苦しみなどが数十ページにわたって詳述されている。
第二部では平埔族など原住民の時代から、戦前・戦後の今日までの淡水住民の生活や教育などが具体的に記述されている。
淡水和平公園に建設する記念碑のデザイン案に対する意見を聞くためにスペイン、オランダ、フランスとともに送られた交流協会への招待状が何かの手違いで届かなかった。
このため、台湾で精力的に執筆活動を展開しているK氏にお願いしたところ、ご多忙中にもかかわらず連絡をとって戴いた。
淡水世界和平公園の完成したしたときは是非、寄せて貰おうとその日を楽しみにしている。