皐月晴れと言うが、5月になって雨が殆ど降っていない。
四国ではダムの貯水率が減ってきたそうである。
ここ太田川放水路も6月になると鮎漁が解禁になる。
太田川漁業協同組合があって、一日/1シーズン/恒常などの漁業権が設定してあるらしい。
この絵は父が描いたものである。
鮎舟は、同じ鮎を漁る川舟であるが鵜飼い舟とは違う。小さくて細い。
鵜飼い舟のように篝火で鮎をおびき寄せ、鵜を操って飲み込ませるのではなく、鮎の居そうなポイントに泊めて囮の鮎を泳がせて、縄張りを守ろうと攻撃を仕掛けてくる鮎を空針で引っかけるのである。
従って動かすことも、まして回頭などの操船はしない。そのため細くスマートなのである。
父は淡水で教員をしている頃、投網をやっていた。
週末には板の間で網を繕っていた。