当時、電信も扱っていた淡水郵便局の建物は当時としては大きかった。
しかし、それが建設される前の淡水港の絵葉書をウェブのページで見た(http://taipics.com/taipei_danshui.php)。
そこには同じ頃に撮影されたと思われる「淡水全景(其一):(杉田書店発行)」という絵葉書も掲載されている。
上の写真には淡水に入港中の旧式の4本煙突駆逐艦2隻が戎克(ジャンク)などの近くに係留中である。
淡水郵便局はこの絵葉書の写真の中央付近にあった筈であるが見当たらない。
きっとこのあと建設されたのであろう。
そして、その頃から河底の堆積が著しくなり外航船は基隆に入港するようになった。
その基隆も港湾が手狭になり現在、淡水の対岸八里の沖に大規模なコンテナヤードが建設されている。