油車口の河岸道路から参道が作られ、大鳥居と一対の石灯籠が設置された。
参道に沿って小型の石灯籠が並んでいるのが見える。
これは父に連れられて初めて詣でたときの写真であろう。
御輿や俵揉みなど街中で祝ったものである。
娘さんたちもそのお母さんたちもお祭りに参加した。
芸者さんの前には男衆も着物を着て菅笠を被り扇子を手にして写っている。
勿論、街の名士の一人であった公会堂の小母さん、原田ユク(右)も参加している。
背後には黒紋付きを着た人たちが見えるので行事の終わったあとであろう。
これは大鳥居脇の石灯籠の横で撮ったものである。
原田ユクさんの人生で最も華やかな時期であったにちがいない。
私は毎年、父に連れられて淡水神社に参詣していた。
毎年、法被を着ていたのは覚えている。
祖母が縫い直してくれたのであろう。