2010年9月末に淡水を訪れたときに、淡水国民小學(旧淡水公学校)の校長先生であった陳淑女女史から「淡水国小九十周年記念誌」を戴いた。
そのときは林元紅校長に校内を案内して貰ったのであるが、淡水公学校当時の校歌が歌詞を変えて継承され、当時行われていたと同じオールで船を漕ぐ体操が伝統として残っていることに感慨を覚えた。
私は未就学のころ同校に行って池に落ち、用務員が毛布にくるんで抱きかかえられて帰宅したことがある。
当日一緒に見学したボストンの博士は校庭の水溜まりを見て、「ここに落ちたんですね」と言ったが、校舎もすっかり建て変わっており、果たしてそこだったのか定かではない。
蒋介石・経国のあと総統になった李登輝さんは淡水鎮に隣接する三芝郷の出身であるが父親の転勤で4校の公学校(汐止、南港、三芝、淡水)に通って淡水公学校を卒業している。