淡水河の夕陽を思いつつ作ってみた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−「金色(こんじき)に染まりし河面(かわも)揺らしつつ
渡船は岸に 横付けむとす 」
2010年9月29日に帰ったとき、淡水国小に楽しく賑やかな昼食をご馳走になった。
とても楽しい昼食会であった。
そしてその宴の終わるとき隣に座っていた 孫 秀(日本名:田中秀子)さんがカラオケや詩吟を教えていることを知りった。
私がそのことを聞くと、姿勢良く起立して漢詩を吟じてくれた。
「国破れて山河あり」である。
朗々とした吟詠であった。
「国破れて山河あり
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙をそそぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火 三月に連なり
家書 万金に低る
白頭 掻けば更に短く
渾て簪に勝えざらんと欲す」
席を立ちかけていた一同も、ウェイトレスも直立して聞き入っていた。
KGさんは人目も憚らず涙を拭っていた。
またこのような吟詠を聞きたいものである。