2006年06月17日
エーゲ海クルーズ(23) ベニス(2)
ベニスはバスもタクシーも警察も消防も全てフネである。
本船からサンマルコ広場近くにシャトルボートを用意してくれた。
大運河の出口、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会の前でホテルの送迎ボートを見かけた。
このサンマルコ運河・ジューデッカ運河と大運河の合流点では警察のパトロールボートが交通整理をしていた。
サンマルコ広場に着いたとき雨が降り始めた。
サンマルコ寺院には沢山の観光客が列を作っていた。
ここも鳩が多いのは有名である。
鳩の餌を売る人もいる。
子供は面白がって雨の中で鳩と遊んでいた。
広場のまわりには土産物屋や貴金属の店が入っている。
この建物は旧政庁であったらしい。
広場に出していたカフェの椅子やテーブルは濡れるにまかせられていた。
所々、テントがある。
中ではカフェの客のために数人のバンドが演奏していた。
サンマルコ広場を通り抜けてオルセオロ運河に出た。
ここはゴンドラの繋留所になっている。
乗るときには雨は降り出したばかりでゴンドリーアは例の横縞のTシャツ姿である。
漕ぎ始めると雨は本格的になってきた。
ゴンドリーアは早速雨合羽を着ている。
こんな通り雨はここではよくあることらしい。
運河というが、大運河は "Canare" オルセロ運河は "Bacino" 他の細い運河は "Rio" と呼ばれるようである。
ゴンドラは狭い運河を抜けて大運河に出た。
やっと広い水面に出て隣のゴンドラと並べるようになった。
隣のゴンドラではテノールが傘を差してカンツォーネを歌っていた。
アンプ付きのギターが伴奏していた。
リアルト橋の正面に来た。
大運河で最も美しい大理石の橋である。
サンマルコ広場とともに迷路のようなベニスのランドマークである。
ベニスの案内表示は不親切であるし、明るい方向に歩いて行くと運河で河畔に道もなく来た道を戻るしかない。
迷路のようなベニスの街を少し迷ってシャトルボートの乗り場まで戻った。
そのとき目の前の運河を「カーニバル・リバテイ」が出港していった。
小雨のなかでゴンドリーアが見送っていた。
雨はシャトルボートに乗っている間が一番酷かったように思う。
ボートを降りて本船まではテントを掛けた通路があるのに下着まで濡れてしまった。
1時間もすると雨は上がって船上から日の入りを見ることが出来た。
雨のベニスも良い経験であった。
翌25日(木)下船し、マルコポーロ空港からミラノ経由のアリタリアで帰国した。
今回も楽しいクルーズであった。
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