2013年08月19日
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飛行船「グラーフ・ツェッペリン」霞ヶ関に着地
1929年8月19日、世界周航中の飛行船「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」はフリードリッヒスハーフェンから100時間足らずで東京上空に到達した。
皇居の近くで表敬のため船首を下げた後、そのまま横浜上空を周遊して、18時24分に霞ヶ浦海軍飛行場へ着地した。
世界周航でも1番長いこの区間(11247km)を101時間49分で飛翔したのである。
この区間は、大阪朝日新聞の北野吉内氏、大阪毎日新聞社の圓地与四松博士、日本海軍の藤吉直四郎少佐が乗船していたこともあって邦書には乗船記が載せられている。
太平洋を横断する前の着陸地としてここが選ばれたのは、ユッターボクにあった飛行船格納庫が霞ヶ浦海軍航空隊に移築されていたからであった。
世界周航の費用を算出したときに最も多額を要したのはブラウガスに匹敵する燃料ガスをここで充填するための経費であった。
次の寄港地ロサンゼルスに向けて離陸しようと格納庫から曳き出されるときに支障が生じ、これを修復して離陸したのは8月23時の15時であった。
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