2013年08月16日
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「草枕」
夏目漱石の「草枕」を読んでいる。
冒頭の
「山路を登りながら、こう考えた。
知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、画ができる。」
を覚えていたので読んだと思っていた。
どうも「二百十日」と取り違えていたらしい。
冒頭の一節は中学校の教科書に載っていたので覚えていたのであろう。
司馬遼太郎によると、漱石は日本語の文体を確立したという。
しかし、私は漱石と言えば当て字の名人(?)であると思っていた。
「子供」は「小供」と書くし、「卵」は「玉子」と書いている。
ここ数日、暑くて何もできないから文庫本を読んでいるのである。
一昨日までは書斎のエアコンが効かなかったが、昨日、今日と少しマシになった気がする。
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