2013年07月27日
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「風立ちぬ」を見てきた
昨日、宮崎駿監督の「風立ちぬ」を見てきた。
ロードショウシアターは老舗百貨店の8階にある八丁座である。
「風立ちぬ」は宮崎作品として初めて実在の人物をモデルにした作品である。
九試単戦の開発設計を行った三菱の堀越二郎をモデルにしているが、七試艦戦、九試単戦の設計を担当したこと以外は、人物の設定も含めてフィクションである。
堀辰雄の作品「菜穂子」の主人公をモデルにして、中編小説「風立ちぬ」にちなんでタイトルが付けられた。
ただし、映画のパンフレットで「生きねば」と表現を変えてあるのは、ヴァレリーの詩を堀辰雄が訳した「風立ちぬ、いざ生きめやも」のままが良かったかも知れない。
堀越二郎が主務者となって設計した機体は「七試艦戦」(不採用)、「九試単戦」(「九六式艦戦」)、「十二試艦戦」(「零式艦戦」)、「十四試局戦」(局地戦闘機「雷電」)、「十七試艦戦」(艦戦「烈風」)などであるが、この映画では専ら九試単戦の開発が描かれており、七試艦戦は試験飛行が短く描かれているだけで、零戦などはフィナーレの背景に編隊飛行が出てくるのみである。
思っていたよりずっと良かったと思う。
映画が終わって、中央通りにあるアイリッシュパブ「モーリーマロンズ」に行った。
いつものコーナーテーブルに陣取った。
ハイネケン、キルケニー、ギネスなどを飲んだ。
プロ野球はカープ・ヤクルト戦が接戦を続けていたが、我々が帰る頃にはスクリーンを降ろし、プロジェクターでサッカーも投影していた。
最初はスパーシーな串のケバブが出てきた。
そのあと、このスティックも貰い、フィッシュ&チップス、ガーリックトーストなど沢山食べて帰った。
野球は22時間半にやっと勝ったが、エラー5つというのは多すぎると思う。
何れにしても、良い一日であった。
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