2013年04月02日
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「近代秀歌」
一昨日、街に出たとき、岩波新書を買った。
永田和宏著「近代秀歌」(2013年1月22日第1刷、2月22日第3刷)である。
著者は京都大学理学部物理学科卒で、京都産業大学総合生命科学部長(京都大学名誉教授)である。
宮中歌会始詠進歌選者で、2009年には紫綬褒章を受章している。
石川啄木、伊藤左千夫、北原白秋、斎藤茂吉、佐佐木信綱、与謝野鉄幹、若山牧水ら落合直文から土屋文明まで近代歌人31名から秀歌百首を挙げ、解説している。
「はじめに」で著者は
『挑戦的な言い方をすれば、あなたが日本人なら、せめてこれくらいの歌は知っていて欲しいというぎりぎりの100首であると思いたい。』
と述べている。
その言い方を借りれば、日本人なら解説には及ばないと思う記述もあるが、それぞれの歌人の逸話にはさすがと思わせられるものもある。
時間を掛けて読んで見よう。
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