2013年03月25日
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大和ミュージアム訪問(3)
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)には艦船の模型も展示されていた。
造船所が船主に贈呈するいわゆるビルダーズモデルもあったが、階上の展示スペースには船体中央部を歩いて通り抜けられる大きなものもあった。
上掲のモデルは、旧日本海軍が建造した本格的航空母艦「飛龍」である。
蒼龍型航空母艦の2番艦として計画されたが、船体ラインズも異なり、準同型艦であった。
最も目立つ特徴は飛行甲板上に設置された島型艦橋である。
「蒼龍」の艦橋が右舷中央部に配置されていたが、「飛龍」では左舷側となっていた。
左舷側にアイランド型艦橋を設置したのは本艦と、フラッシュデッキに改造後の「赤城」のみである(「飛龍」型を基本に計画された「雲龍」型でも右舷に改められた)。
「飛龍」は「蒼龍」とともに第二航空戦隊に配属された。
開戦時、第一航空戦隊(「赤城」、「加賀」)、第五航空戦隊(「翔鶴」、「瑞鶴」)とともに真珠湾攻撃に向かった。
ミッドウェー海戦に出撃した空母は第一航空戦隊、第二航空戦隊の4隻で、「飛龍」の九九式艦爆が米空母「ヨークタウン」を撃破したが、この海戦で日本海軍は空母4隻を喪失した。
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