2013年03月24日
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大和ミュージアム訪問(2)
ここに展示されている零式艦上戦闘機は1978(昭和53)年に琵琶湖から引き揚げられ、嵐山美術館で修復、展示されていた。
1991年に同館閉館に伴い和歌山県白浜町に移管され、雨曝しで展示されていた。
2002年にそこも閉館となり呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)に引き取られたものである。
以前は63型と言われていたが、現在は62型と表示されている。
2桁の型番の十位は機体の改変経過を示し、一位はエンジンの換装経緯を示す。
この機体は愛知県明治基地の第210海軍航空隊所属で、1945年8月6日の夕刻、吾妻常夫中尉が航行中にエンジントラブルを起こして琵琶湖に不時着したものと言われている。
製造番号は82729番(中島飛行機製)である。
この形式査定や補修、塗装についてもウェブ上で論議されたことがある。
ミュージアムの展示物として、最主要展示物である戦艦「大和」10分の1モデルについても言えることであるが、この零戦も明るい大きなガラス窓を背に、完全に逆光配置になっておりストロボなしで撮影するとシルエットになる。
一般に博物館では撮影禁止になっているところが多く、認められているところでもストロボなどの発光は禁止されている。されていなくても自主的に発光撮影は自粛する。
このミュージアムの計画当初から判っていたことである。
これ以外にも、この博物館の運営について何か少々感じるものがあり、いままで何となく来なかった点にも無関係ではない。
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