2013年02月12日

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「ヒンデンブルク」の喫煙室に描かれた天空図

LZ129_48.jpg

ヴァイベル女史の著書「LZ129 ヒンデンブルク:空の豪華ライナー」の第3章「ヒンデンブルク」の概要に喫煙サロンのことが次のように記述されている。

『(前略)そこを抜けるとグラスと壜の並ぶ壁付き棚とカウンターがあり、同様に日の射す小さなバーがあった。
 その先のドアは隣接する喫煙室に通じていた。そこにはツェッペリンの乗客のうちのビースモーカー達が待ち焦がれていた喫煙室があり、そのため船上で最も人気のあるスペースの一つになっていた。周囲を取り囲むように配置された壁付きのベンチ、8つの回転式肘掛け椅子と同様に灰皿が取り付けられ葉巻や紙巻きタバコ、ドリンクで語らいを楽しむ4つの小テーブルがあった。安全のために壁と家具は革張りであった。そのスペースは青と金色に彩られていた。すべてのラウンジの壁に描かれていた絵画には、飛行船の歴史を示すモチーフが描かれていた。手摺りで仕切られ、傾斜した天窓の上には、北と南の星座が描かれた2枚の天空図があった。乗客は居心地よく手摺りにもたれて、眼下を過ぎゆく大地を眺めることができた。(後略)』

上掲の写真は同書に載っていたものである。
カードを楽しんでいる婦人の後ろに星座の描かれている天空図があり、壁には飛行船が描かれている。

ヘッドウィエイターのハインリヒ・クービスが乗客に葉巻をサービスしている。


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