2013年01月15日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***

小正月

kunohe0114.jpg

今日は小正月。

もともと国民の祝日「成人の日」は小正月に、十代の男子の成人を祝う元服を当てはめて決められていたように思う。

正月(大正月)が公式な行事であるのに対して小正月は農業など家庭的な行事を行う日と位置づけられてきた。
また、1月一杯を正月としては長すぎるので正月の終わりとの意味もあるのであろう。

家の主は毎日勤めに出るが、勤めが終わって帰宅したら寛げるし、休日もある。
これに対して主婦には朝から晩まで、家庭を守るという責任があり、休みもない。
それで、この日は女正月といって男が家事をしてそれを労う風習もあった。

岩手県九戸郡九戸村では正月料理などで慌ただしく働いた女性たちに男性が手料理を振る舞って日頃の感謝を伝える風習があるそうである(写真は岩手日報ウェブニュースから)。

生前、父が1月2日に台所に立って、母は笑いながらそれを見守っていた。

私は、何か謝意を表さねばと思いながら自分が台所をしたりするとかえって面倒を掛けるかも知れないと言うことを口実に今年も甘えている。

Comment on "小正月"

"小正月"へのコメントはまだありません。