2012年11月30日

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ツェッペリンNTの開発概史(2)

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1991年の夏にはカーボンファイバーの桁で構成する飛行船の特許も認められ、1993年9月にはツェッペリン飛行船技術有限会社が設立された。
戦前のツェッペリン飛行船製造社を伝承し、新技術による飛行船の開発と製造を行う会社で、ツェッペリン金属工業、トランスミッションで世界的に著名なZF社、その他、ツェッペリン系列の数社が親会社となった。

1994年の春には建造された見本市会場で長さ75メートル、高さ14メートルの試作船の組立が始まった。

1995年には航空庁との共同作業で9人以上の乗客を乗せて運航する飛行船を建造許可する法規も制定され、11月にはツェッペリン飛行船技術有限会社が、飛行船の開発や建造を行うことが承認された。

1996年7月にはLZ N07のプロトタイプ建造が公表され、メディアの関心を呼んだ。

そして、1997年9月18日にはおよそ3万人もの見物人の見守るなか、ツェッペリンNTは19時47分に見本市会場の繋留マストから開放され、およそ40分の周遊飛行を行い、アルマンシュヴァイラーの格納庫前に着陸した。

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