2011年12月14日

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初の飛行に挑んだ日

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1903年12月14日に、キティホーク(ノースカロライナ州:US)で、ライト兄弟は「フライヤー」の最初の動力飛行を試みた。

オハイオ州の片田舎で自転車屋を営んでいたライト兄弟が飛行する機械を開発するために、キティホークで凧上げの実験を始めたのは1900年のことであったいう。

気象庁から得たデータで、そこが最も安定した風の吹く場所であることを知り、そこで実験を行うことにしたというから用意周到である。

複葉のグライダーを経て、やっと動力飛行の実験準備が出来たのは1903年の12月であった。

嵐の吹きすさぶキル・デビル・ヒルで飛行機械の組み立てに3週間を要した。

そして、最初の実験を試みたのが14日であった。

ウィルバー・ライトが腹ばいに乗り、10メートルほど軌条を走り離陸したが、引き上げが過大で失速して着地した。

機体を補修して次の挑戦で飛行に成功したのが17日である。

この日、第1回目はオービルが乗り 滞空時間12秒、距離にして36メートルあまりであった。
この日は兄弟が交互に乗り4回の飛行を行っているが、4回目にはウィルバーが59秒、260メートルを記録した。

この成功の影には不断の努力があったのである。

人類が初めて動力飛行に成功して1世紀の間に飛行機はめざましい進歩を遂げた。

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