2011年11月17日

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久しぶりにボーイングB314

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コメントを貰ったので久しぶりに飛行艇の時代を更新することにした。

昨年7月に、イギリスのインペリアル・エアウェイズのショート「Cクラス」ボートの欧濠連絡便(10日間、週3往復)を紹介したが、同航路のシンガポールから先は濠州のカンタス・エンパイア・エアウェイズが運航に当たっていた。
インペリアル・エアウェイズは、同じくサウザンプトンからカルカッタ便(4日間、カラチから先はインドのインディアン・トランスコンチネンタル・エアウェイズが運航、週2往復))、またダーバン便(5日間、週3往復)も運航していた。

一方、アメリカのパン・アメリカンはシコルスキーS42、S43などを使ってマイアミからブエノスアイレス便(6日間、週3往復)を運航していたほか、ボーイング314を用いてニューヨークからサウザンプトン便(2日間、週1便)、マルセイユ便(2日間、週1便)、それにサンフランシスコ湾のトレジャー・アイランドから香港便(7日間、週1便)を運航していた。

ニューヨーク・サウザンプトン便の寄港地はシェディアク(カナダ:ニューブランズウィック州)、ボットウッド(カナダ:ニューファウンドランド)、フォインズ(アイルランド:マンスター)で、これら辺鄙な地に寄港したのは航続距離の限界によるものであった。

この航路が運航されたのは短期間であったが、イギリスの著作家、ケン・フォレットは同航路のB314を舞台にして "Night over Water" (邦題「飛行艇クリッパーの客」)という小説を書いている。

Comment on "久しぶりにボーイングB314"

先に紹介されちゃいました。
ついでにCクラスでは「インペリアル航空第109便」“Imperial 109”というのがあります。機名は「カタリナ」です。架空の名前ですかね。
こちらの作者はコナン・ドイルの甥孫だそうです。ケン・フォレットもそうですがどちらも英国人というのが面白いですね。