2011年09月15日
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LZ130「グラーフ・ツェッペリン」
ツェッペリン最後の硬式飛行船「LZ130:グラーフ・ツェッペリン」である。
外形寸法は「LZ129:ヒンデンブルク」とおなじで、原動機も「LZ129」と同様、ダイムラー・ベンツDB602型6気筒を4基搭載している。
しかし「LZ129」の事故のあと合衆国会議はヘリウムの輸出を条件付きで認めたため、ヘリウム船に設計変更され乗客用区画はすっかり改められ定員も減少されている。
しかし、内務長官ハロルド・イッキーズが書類にサインせず、ヘリウム船は実現しなかったため営業運航されることはなかった。
本船の外観上の特徴はプロペラが牽引式に改められたことである。
それまでに建造された118隻のツェッペリン飛行船はすべて推進式(プロペラをエンジンの後部に装備)であった。
また、船名は「グラーフ・ツェッペリン2世号」などと言われることがあるが、後の資料で整理の都合上「グラーフ・ツェッペリン(Ⅱ)」とされたためで、「LZ127」と同じ船名が踏襲された。
初期のツェッペリンでは同じ船名で「××代船」と命名されていたものも複数ある。
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