2011年08月28日

*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***

「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」最初の訪米飛行

Amerikafahrt_1.jpg


1928年9月に初飛行した「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」は10月11日午前7時54分にフリードリッヒスハーフェンを離陸し、ローヌ渓谷を南下し、16時10分に地中海に出た。
そこからスペインの地中海沿岸を航行し12日6時15分にジブラルタル、同日午後2時2分にマデイラにを経て北大西洋を西航していたが13日の午前中に時化に遭遇し、水平安定板の下面外被が剥離してしまった。
それでも15日にニュージャージー州レークハーストの海軍基地に111時間44分の航行の後に17時32分に着陸した。
このときの乗務員はエッケナー博士以下40名、乗客はアメリカ海軍のチャールズ・ローゼンダールやハースト新聞の特派員グレース・ドラモンド=ヘイ女史など20名の乗客を乗せていた。

尾翼の修理に手間取り、帰途は29日の1時55分に同地を離陸し、71時間49分後にフリードリッヒスハーフェンに着陸したが、低気圧に弄ばれ北大西洋を北緯50度近くまで北上し、ビスケー湾からフランスに上陸し、雲の合間から奇跡的にボーデン湖畔を視認し母港に着陸することが出来た。


Comment on "「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」最初の訪米飛行"

"「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」最初の訪米飛行"へのコメントはまだありません。