2011年08月27日
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巨大飛行艇ドルニエDoX、ニューヨーク着水
ドルニエ航空機製作社がフリードリッヒスハーフェン対岸のアルテンハイン(スイス)に設けた製作所で建造した巨大な飛行艇DoXが1931年8月27日にニューヨーク港に着水した。
1930年11月5日(2日?)にアルテンハインを離水したDoX(艇体府字:D1929)はアムステルダム(オランダ)、カルショット(イギリス)を経てリスボン(ポルトガル)に到達した。
そこで火災を生じ、カナリア諸島で離水時に破損し大幅な修理が必要になり、ケープヴェルデ諸島、フェルナンド・デ・ノローニャ、ナタールを経てリオ・デ・ジャネイロに到達し、そこで数週間停泊し、西インド諸島、マイアミを経てニューヨークに着水したときには10ヶ月近く経過していた。
この飛行にはリオ・デ・ジャネイロからニューヨークまで、旅客用飛行船「LZ127:グラーフ・ツェッペリン」の世界周航に乗船したハースト新聞のグレース・ドラモンド=ヘイ女史や、「LZ126:ロサンゼルス」の試験飛行に乗船したクララ・アダムスも乗船していた。
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