2011年08月02日
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ヴァイベル女史の「ヒンデンブルク」の本文を読み終えた
およそ一年掛けて、標記著書(2010年初版)の本文の独文和訳が完了した。
硬式飛行船の構造や運用については何冊かの原著を読みある程度承知していたが、複雑なドイツ語の構文については一人では手に余るところもあった。
ドイツ語には高地ドイツ語、低地ドイツ語のほか方言が多く、1998年に新しい正書法が施行された。例えば「飛行船航行」は、多くの文献で "Luftschiffahrt" となっていたが新正書法では "Luftschifffahrt" となった。
そんなこともあり、章節ごとに独文をタイプしそれに和訳を併記してその都度ドイツにメールして査読してもらった。
今は120葉以上のツェッペリン飛行船製造社の公式記録写真集から選出された鮮明な写真の説明文を読んでいるところである。
さすがにツェッペリン・アルヒーヴだけのことはあると唸っている。
ヴァイベル女史は、1998年にフリードリッヒスハーフェンのツェッペリン博物館から出版された "ZU GAST IM ZEPPELIN" の著者でもある。
この本には、写真や本文とともに船上で提供された数多くの料理レシピが掲載されており、いまでもよく読み直している。
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