(旧)紺碧の海

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英国客船史を記念するＦＤＣ

• bremen
• 15:34
• カテゴリー:切手

昨日の本欄で英国客船の小型シートを紹介したが、この記念切手はロイヤルメールが、クルーズ船「クィーン・メリー２」の就航を記念して２００４年４月１３日に発行されたものである。

実はコレクションのなかに、特印の押印されたファーストデーカバーを持っている。

４月１３日の特印がきれいに押印されたそのカバーの右下に、ＱＭ２の艤装員長から初代コモドアに就任したワーウィック船長の署名があるのがちょっと自慢なのである。

ワーウィック船長は、キュナード社最後のパッセンジャーライナーであった「クィーン・エリザベス２」のコモドアを務めていた。

２００３年のＱＥ２のワールドクルーズで日本に寄航したときに仕事が入っており、日本から乗船できなかったので香港まで追っかけて、そこからシンガポールまで乗船したのである。
船上ではわざわざ我々の小さなパーティに顔を出して、記念写真にも一緒におさまった。
そして、我々が下船したシンガポールでワーウィック船長も下船したのである。

フランスで建造中であったＱＭ２の艤装員長に就任するためＱＥ２を指揮した同船長最後の航海に乗せて貰ったのである（船上のブックショップでは同船長のサイン本も買うことが出来た）。

ちなみに日本船ではコモドアという配置がないので上級船長などと訳されることがあるが、海軍であればキャプテンが艦長に相当するのに対してコモドアは戦隊司令あるいは艦隊司令官に相当する。