2011年07月17日
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新刊「船切手の世界」
成山堂から表記書籍が発行になった。
2万とも言われる船を描いた切手の中で帆船・客船・軍艦のほんの一部を取り上げたという。
それでも幅が広すぎると思うが、あまり絞ってしまっては売れないのであろう。
それにしても大胆な構成である。
第1章は帆船、第2章が客船、第3章が軍艦という構成であるが、それぞれに対象が絞り込まれている。
第1章の帆船は、第1節が帆船時代の海軍、第2節が初期の米海軍と相当に偏っており、カッティ・サークやサーモピレなどクリッパーやコロンブス、マゼランなどの大航海時代の帆船もビーグル号も入るところはない。
第2章、客船の第1節が大西洋客船史、第2節は何とカタパルト・メール、第3節が両大戦で犠牲となった客船、第4節がドイツ客船・船内印カバーとこれまた実に幅が狭く、浅間丸など日の丸船体は対象外のようであるが、HAPAGやNDLについては興味をそそられる。
第3章、軍艦では一転して第1節が日清日露戦争、第2節は20世紀の海戦、第3節が艦内印カバーとなっている。
特に第2章、第2節の「イル・ド・フランス」、「ブレーメン」・「オイローパ」、「ヴェストファーレン」・「シュヴァーベンラント」にどんな切手とどんな解説が載っているのか楽しみに手配した。
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