2011年07月12日
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2007年訪独時の写真(26)
説明が終わるとテント小屋の外へ誘導され、構内用のマイクロバスに案内された。
乗務員が、両手に杖を突いている老婦人のために乗降口に近い席を確保していた。
待機線に2列縦隊に列び、誘導員の合図に従って二人ずつ速やかに乗船する。
この日の第1便であるので、船内には2人の乗務員しか乗っていないが、第2便以降は2人下船して2人乗船することを繰り返して乗り換えを完了するらしい。
人が降りると軽くなり、乗ると重くなるがおそらく2人程度なら操船許容範囲なのである。
このときはバラスト操作などしていなかったからチルト式プロペラを上下に向けて逆ピッチで負の揚力をかけて状態維持していたのであろう。
2011年6月12日にドイツで飛行船が炎上した事故があった。
操縦士は飛行船を地上2メートルまで下ろして乗客に飛び出すように指示し、3人の乗客がが飛び降りると飛行船は軽くなって500メートルまで上昇し、炎上して操縦士は墜死し、世界中に動画付で感動的に報道された。
2009年には中国で同様な事故があったと報じられていた。
そのときは気球であったが、乗務員が全員飛び降りたため4人のオランダ人乗客4名が墜死したという。
乗客11名が乗り終えて、シートベルトを締めていると両舷のプロペラは前進方向にチルトされていた。
外では地上支援員が状況を確認している。
気がつくとNTは浮揚を始めていた。
何の衝撃もない。ただ、地表がスッと下がって行く感じであった。
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