2011年06月30日

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2007年訪独時の写真(21)

FrZepMuseum_1.jpg

朝、ボーデン湖から射す朝日の陰で小さくて地味な外観のウーバン氏のコレクションを展示するミュージアムは建っていた。

以前は右の壁面にパネルが掲げてあったようであるが、いまは小さな楕円形の看板があるだけである。

正面のホテルらしい建物には藤が沢山花房をつけていた。

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ステップを上がってミュージアムに入ると、大きな貫禄のあるフラウが大歓迎してくれた。
「ヤパーニッシュ、ヤパーニッシュ」といって大騒ぎである。

日本人はヤパーナー/ヤパーネリンの筈であるが、英国人をエングリッシュと言うので日本人をこう呼ぶ人も居るらしい。

場内は撮影禁止であるが、少しなら良いと許可してくれたので入り口近くのショーケースを撮影させて貰った。

「LZ127」で使われたメニューの図柄が気に入った。

奥には椅子が並べてあってビデオが上映されていた。

管理人の女史はあまり英語が得意じゃないようで、たまたま来ていたドイツ人の見学者を掴まえて、その人を介して一生懸命説明しようとしてくれた。

我々も見たいものは沢山あったが、午後は「ツェッペリンNT」のフライトである。

名残を惜しんで街の門の外に待たせていたタクシーでツェッペリンの飛行船乗り場へ急いだ。
良い季節で、良い時間になったので観光ルートは自家用車や家族でサイクリングする自転車で思うように走れない。

往路、いろいろ話をしていた運転手は、我々が時間を気にしている様子を察して、迂回路を走ると言ってくれた。

ぶどう畑や木立の間を縫って、余裕を持ってアルマンシュヴァイラーのDZR(ドイツ・ツェッペリン・空輸)の乗り場に着くことができた。

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「ツェッペリンNT7」はモービルマストに繋留されていた。

それにしても思い切ったデザインである。
その年はマイナウ島の観光キャンペーンを行っていたらしい。

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DZRはテント小屋で、乗船受付のほか記念グッズも置いてあり、待合室の奥には飲食のできるカウンターやオープンテーブルもある。

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その前にはツェッペリン飛行船技術社の建造用兼整備用格納庫がある。

ツェッペリンNT型なら3隻収容することができるという。

今年になってグッドイヤーからNT7型3隻の新規受注があった。

しばらく活況を呈することであろう。

FrMesse_1.jpg

道路を隔てて大きなメッセ会場がある。ホールが10棟、展示面積7万平方メートル、屋外会場1万2千平方メートルのほか、450人収容できる会議場もある。

そのときは「チューニングワールド」といって自動車のパーツなどの展示を行っていた。
まだ受付には時間があるからこれを見て待つことにした。


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