2011年05月19日
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2007年訪独時の写真(16)
早速、乗船用タラップでAデッキに上がってみた。
この実寸大モデルはAデッキ右舷側を、長さ15メートルにわたって再現したものらしい。
まず、乗船客用のラウンジである。
プロムナードを船首側に行くと隣接して読書兼執筆スペースがある。
当時は音の煩わしいタイプライターを叩くのは報道関係者くらいであった。
ここで書いた手紙や葉書を用意されたポストに入れると船上で特別な消印が押されて宛先に届けられた。
このモデルはでは絹布に描かれた壁画も忠実に再現されている。
壁際の執筆テーブルは向かい合って使えるように中央に仕切り板があり、照明灯が点いている。
日本と違って、ドイツでは敗戦時にこれらの図面や資料をしっかり保存していたから再現できたのであろう。
Aデッキの中心線寄りには乗客用ツインキャビンも再現されていた。
シングルユースの場合、上のベッドは折りたたまれ、家族用には4人部屋として使えるキャビンも用意されていた。
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