2011年01月27日
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飛行船四方山話(203):招待されて乗船した経営者
[区分] 人物:乗船者
[難易度] 上級
[問題]
「LZ129:ヒンデンブルク」は1936年10月9日、ツェッペリン飛行船運航社の招待で「百万長者の航行」と呼ばれる遊覧飛行を実施しました。
この航行にはチェーズ・マンハッタン銀行頭取、のちにニューヨーク市長や合衆国副大統領になるネルソン・ロックフェラー、駐米独大使など72名の著名人が招待されました。この航行に招待されても乗船を辞退した人も居ましたが乗船したのは誰でしょうか?
1. フォード自動車創始者:ヘンリー・フォード
2. クライスラー自動車創業者:ウォルター・クライスラー
3. ゼネラルモータース社長:アルフレッド・スローン
4. コード自動車社長:L.B.マニング
[答] 4
[解説]
この航行はドイツ・ツェッペリン運航社(DZR)と、「ヒンデンブルク」に水素やディーゼル燃料を供給していたスタンダード石油(ESSO)の共催で行われました。
この飛行はフーゴー・エッケナー船長が指令として乗船し、NBCのアナウンサーが船上から実況中継しました。
ハンブルク・アメリカ・ラインの重役のカール・リンデマン、デ・ソト・モータースのバイロン・C.フォイ、グッドイヤー・タイヤ・ゴム社のポール・W.リッチフィールドなどもこの航行に乗船しました。
航空関係者ではパン・アメリカン社長のジュアン・T.トリップ、TWA社長のジャック・フライ、第一次世界大戦に撃墜王として知られイースタン航空の社長となったエディ・リッケンバッカーなどが乗船しています。
フォード自動車のヘンリー・フォード、クライスラー社のウォルター・クライスラー、ゼネラルモータースのスローン社長はいずれも招待されましたが乗船しませんでした。
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