2010年11月11日
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「台湾を描いた画家たち」
夕食を済ませた午後8時半、一昨日の本欄で書いた標記図書が届けられた。
本書では台湾で美の創造に尽くした日本人画家3人(石川欽一郎、塩月桃甫、立石鐵臣)と台湾人画家18人(倪懐、黄土木、陳澄波、藍蔭鼎、陳植棋、顔水龍、楊三郎、李石樵、李梅樹、李澤藩、廖繼春、洪瑞麟、廖徳政、許武勇、林玉山、郭雪湖、陳 進、林之助)が紹介されている。
著者はアートコンサルタントで台湾美術研究家の森 美根子女史である。
ゆっくり時間を掛けて読むとして、今回はカバーに用いられた3作品を紹介する。
これは1928年第9回帝展入選の「芭蕉之庭」(廖繼春)である。
次は陳澄波の描く「淡水中學」(1936年)である。
この淡水中學の8角塔はいまも当時のまま建っている。
これは廖徳政の「清秋」(1951年)である。
この本には台湾人画家の描いた油絵や日本画が、3人の日本人画家の作品ととも掲載されている。
本書を見て、2008年に臺北市立美術館を訪れたときのことを思い出した。
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