2010年09月20日
*** 当ブログは2014年5月末に引っ越しました…新しい「紺碧の海」はこちらです ***
15年前に訪れた淡水
1995年に、引き揚げ以来初めて台湾に行った。
基隆に接岸して上陸時間が限られていたのでタクシーで淡水まで走った。
基隆のタクシーだからわかりやすい目的地として紅毛城を指定した。
淡水に入って1、2度停車して地元の人に尋ねながら送ってくれた。
上の写真は紅毛城の入り口から淡水河を見下ろしたものである。
いまは河岸が観光用の遊歩道になっているが、この写真では河岸近くに瓦礫が積み上げてある。
河岸側に屋台が2、3件店開きをしているだけで歩道はバイク置き場になっており、ずっと高い塀が続いていた。
私たち家族は淡水の街や三芝など何度か転居したが、引き揚げ前の一時期 この道路の手前側に住んでいて、そこで家財道具や着物などをお世話になった現地の人に貰ってもらい引き揚げの準備をしたとおぼろげに記憶している。
いま、この辺りは喫茶店や土産物を扱うコンビニエントストアが並んでおり観光客で賑わっている。
これは上の写真から川下側を見たものであるが、歩道であるはずの路側が駐車場になっていて塀ははるか向こうまで続いている。
現在は軽食も食べられる喫茶店や土産物屋が軒を連ねており、少し行くと屋外のデッキでも食事の出来る「榕園」という海鮮レストランがあり、歩道に面して鮮魚の入った水槽がある。
その先は、対岸の八里や行き交う渡船が眺望できる。
"15年前に訪れた淡水"へのコメントはまだありません。