2010年08月26日

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(生い立ちの記:37)システム技術部へ復帰、非常勤講師を体験

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電子・制御研修所は良い経験をさせて貰ったが、20ヶ月という短期間の転勤で広島に戻った。

電子・制御研修所はそれから間もなく別の場所に技術研修所と名称を変えて新たに発足した。
新しい研修所は、ハードウェア/ソフトウェア実習室や試作/評価用の設備を含む7階建ての研修棟のほか、受講生の宿泊する180室の宿泊棟も備わっていた。

転勤後も何度か非常勤講師として出張したが、所長が音楽好きで昼休みには階段教室の大スクリーンでオペラを上映していたのを思い出した。

宿泊棟には講師用の部屋もあり、そこにはTVも設置されていた。
食事は受講生達とおなじ食堂であった。

広島に帰ってから、仕事の合間に研究論文を書く時間が与えられたのは有難かった。
設計部門、構造研究部門、システム技術部門で行った研究を日本造船学会などで講演する機会が与えられた。
年に何回かK大学に出向き、船舶工学の教授に指導を仰いだりしたものである。

その後、大学の非常勤講師をしてみないかと話しがあり、毎週2駒程度の情報システム関連の授業を行った。
学生達は礼儀正しく、まじめに授業を受けてくれた。
日本の大学では、総じて授業中に質問が少ない。ただ時間が経過するのを待って座っていられても張り合いがない。それで「質問がなければ、こちらから理解できたかどうか、このまま進めていっていいものかを知るためにも質問する」というと質問してくれるようになった。

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